シテイホゼイチイキ 指定保税地域(Designated Hozei Area)
国、地方公共団体、新東京国際空港公団又は港湾施設の建設又は管理をする法人が所有し、または管理している 土地、建設物その他の施設で、開港又は税関空港における税関手続の簡易、迅速な処理をはかるために、外国貨物 の積卸し、運搬、一時蔵置のできる場所として財務大臣が指定した場所をいう(関税法37条)。この指定保税地域 は、昭和27年に創設されたものであるが、実質的には、それ以前の「税関構内」(Customs Compou nd)と呼ばれた旧保税地域の機能を継受したものであって、輸出入貨物の通関施設であり、その機能は「関税線」 (Zollinie)を経由して出入りする貨物についての税関手続き(通関手続)のための一時的な蔵置場所で ある。