シオフキボウハテイ 潮吹き防波堤
明治26年四日市港改修工事にあたり、三河出身の技師服部長七により築造された水抜き穴のある石積みの弧線 状の防波堤。昭和30年前面埋立によりその護岸とされたが、約100年の歳月を経過しても構造物自体の安定に 支障はなく、旧港における歴史的港湾施設として現在もその姿を留めている。四日市港修築計画案を手がけたオラ ンダ人技師デ・レーケの案に基づき設計されたといわれる。 平成8年12月10日付で、周辺施設とともに四日市旧港港湾施設として、重要文化財の近代化遺産として指定 されている。